ダイズは、シベリアから日本にかけて広く自生するツルマメ(ノマメ)が原種と考えられています。中国では5000年も前から、日本でも縄文後期から弥生時代には栽培されていたようで、日本最古の文献“古事記”にもダイズについての記述が見られます。


“畑の肉”と言われるようにタンパク質に富み(35〜40%)、赤道直下の国から、北はスウェ−デン、南はアルゼンチンまでほぼ世界中で栽培されています。

ダイズの根には根粒菌が着生して根粒を形成し、大気中の窒素を取り込んでダイズに供給してくれるため、窒素肥料が少なくても良く育ちます。

このように多くの長所を持つダイズは、将来の食糧危機を回避するための切り札とも言われています。



パネル作成者: 望月 俊宏(農学研究院植物資源科学部門)