日本人は約2千年の長きに渡り、米を作り生活してきました。その稲作という環境に適応して繁栄してきた生き物たちがいます。それはメダカ、ナマズ、ドジョウ等です。彼らは、田に水が引かれると水田に入りこんでそこで増え、田の水が落とされる時期にはまた、元の水路に戻るという生活をしていました。
しかし、今、農薬が使われ、餌さらに彼ら自身の生存さえも脅かされるようになりました。田の水路はコンクリート張りになり、水もポンプでくみ入れられるようになり、彼らの生活の場所もなくなり、急速にその数を減らしています。
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大嶋雄治 おおしまゆうじ (農学研究院生物機能科学部門)
(財)九州環境管理協会