139. 燐灰石
Apatite Ca5(PO4)3(F, Cl, OH)
産地　栃木県足尾鉱山/埼玉県秩父鉱山/神奈川県玄倉/山梨県増富

足尾鉱山産燐灰石

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【解説】

足尾鉱山産の本燐灰石標本は貴志（1933）の１型に入り，c (0001)とm (10-10)の面が顕著に発達する6角板状ないし短柱状結晶であって，稀にa (11-20)あるいはs (11-21)の微小面が認められる結晶である．塊状緻密な黄銅鉱鉱石の表面に群生し，無色ないし白色の半透明結晶である．径3〜20mm，厚さ3〜8mmの美晶であり，m 面にはc 軸に平行な条線が認められる．