魚部 = 「場」をつくる!
“人物”多様性が驚くほど豊かな「場」 ・部員は北海道から沖縄県まで、現在25都道府県に分布。 “自然の中での“ときめき”が人生に不可欠な人の集う「場」 多様性豊かな部員たちの共通点、それは自然の中でワクワクしたり、ドキドキしたり、癒されたり、そんなときめく心を大切にするフィールドワーカーだということ。 “街のブカツ、市民のブカツとしての「場」 ふだん属する学校や仕事から離れた「場」。とはいえ資格取得や趣味の教室でもない。子どもだけが対象でもなく、大人も主役。雑多な人びとがまるでブカツのように集う街中に発生した「場」。拠点「魚部基地」も北九州の都心部にある。 |
自然が身近ではない大都市でも、大自然の真っただ中でもない、いわば普通の市街地に発生した魚部。北九州に限らず日本全国どこの自然や生きもの、人を対象にする。 |
魚部 = 「野」に出る!
目的:そこには何がいて、何がいないのか? ・身近な自然は今、どんな状態なのか。五感で、肌で感じて、知り、考える。 場所:川・池・海・山・街中、どこでも。 部員たちの関心あるフィールドは人それぞれ。水派を例にとっても、流水域に止水域、淡水に汽水に海水。それぞれ興味の赴くままに突っ走る! 対象:魚・昆虫・両生爬虫類・鳥類・ほ乳類・植物、そして人間 部員たちの関心ある生きものは人それぞれ。昆虫グループを例にとっても、水生昆虫に陸生昆虫。甲虫に半翅に鱗翅。それぞれ興味の赴くままに突っ走る! 原動力:わくわく・どきどき・ゾクゾク、ガッカリさえも! 部員たちを「野」にかき立てるのは、これ。おそらくみんな一緒だと思う。あの「ときめき」を味わってしまったら、もう抜け出せない! ある水モノ好きメンバーはこの状態を「湿地帯中毒」と名付けている(笑) |
魚部 = 「人」に伝える!
身近な自然の現状を知った「私が、世間に」伝える。 “ぎょぶり(フィールドワーク)”をすると自分たちしか知らない発見が溜まっていく。それを世間の人びとに伝えて、知り、感じて、考えてもらう活動にどんどん使う。 ギョブマガジン『ぎょぶる』をつくる。 それぞれの視点やアプローチで、日本や世界各地の自然や生きもの、人間に向き合っている魚部メンバーとの雑談はワクワクして楽しい!それを読み物という形で多くの人と共有できたら面白いのではないか?「会誌」でも、ある地域限定の「ローカル誌」でもない、新ジャンルの雑誌ができるのではないか?そんな思いから生まれた国内外の話題満載の「お任せエッセイ」や魚部的視点を切り口にした特集記事が特色の雑誌だ。 |
『ぎょぶる』連動企画をする。 刊行に合わせて、記念イベントを実施。例えば、3号では特集とリンクして口永良部島の写真展を開催。「多くの人に知ってもらうこと」が魚部のできる復興支援ではないかと考えた。北九州市・福岡市・下関市と3カ所で開催。こうした展示は、制作や設置、搬入搬出まで魚部のメンバーの協同作業で取り組む。 |
いろんな人・場所とコラボする。 内容は、展示・観察会・ゲストティーチャーなどのお話会など多岐にわたる。このときに、部員たちの “人物 ”多様性が豊かで、多種多彩な方がいるという魚部の特徴が大いに活かされる。また、専門家メンバーはともかく、アマチュアメンバーというべき部員たちにとって、こうした市民啓発的なイベントを創る側に立つ機会はそれほど多くないはずだ。自分たちだけで完結せず、他者に伝える楽しさやおもしろさ、あるいは世間にメッセージを発信することの意義を感じる。その点で、送り手にとっても受け手にとっても、魚部という場そのものが世間で果たす役割があるのではないだろうか。 |
全国あちこちで「魚部」する。 拠点のある福岡県内だけでなく、また水生生物でなくても、日本全国に出かけて、ぎょぶり(フィールドワーク)やその成果を活かした取り組みを始めたところだ。一例として、池間島のNPOと協力して実施した湿原調査と地元小学生への啓発活動がある。調査を踏まえて、現地で体験活動をし、さらに施設内に「ゲンゴロウ水槽」を一緒に設置するところまでおこなった。 |
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