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ネパールの首都カトマンズは昔、湖であった。インドモンスーンが直接吹きつけるヒマラヤ南麓のカトマンズ。そこに眠る湖の堆積物には、過去500万年のインドモンスーンの盛衰とヒマラヤの上昇テクトニクスの歴史が記録されているはずである。私たちの研究グループでは、2000年秋に湖成層を貫通する学術ボーリングを行い、総計310mのコアを得ることに成功した。 |
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- スペースシャトルから見たヒマラヤ山脈と
- ガンジス平原北縁部
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- 古カトマンズ湖縁辺の堆積物ルクンドール層(畑)と
- 扇状地堆積物イタイティー層(崖)
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- ヒマラヤ山脈の中にカトマンズ盆地が誕生したのは何故だろう?
カトマンズ盆地の南方の山地と北方の山地の上昇によって、その間に盆地が形成された。
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- (a) 古カトマンズ湖とその周辺の堆積相 (5~10 万年前)
(b) カトマンズ盆地の地下構造を示すフェンスダイアグラム (Katel et al., 1996 を改変)
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- 約6000年前、古カトマンズ湖の南縁部の活断層が活動し、
- 湖水が排水され、現在のカトマンズ盆地が出現した。
- これは河川堆積物を切る活断層の露頭。
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