地球上に生物が大量に出現したのはカンブリア紀の5億7500万年前と言われています(左図)その後,進化と絶滅をくり返し、古生代の終わりの二畳紀(ペルム紀)には、その当時の生物群の3/4が地球上から消えたと言われています.その原因と考えられる出来事はいくつかありますが、定説はありません.
古生物研究室では1965年頃より全国の研究者で「東南アジア古生物研究会」を組織し、おもにタイ、マレーシアの地質・古生物の調査研究を行ってきました.大量の化石資料をもとに研究を継続した石橋研究室は現在タイ国を中心に古生代末の生物の絶滅やその原因を卒業研究・大学院の学位研究で、またタイ国の政府機関である地質調査所やチュラルンコーン大学と共同で調査・研究を行っています.その結果の一部を2001年8月の中国における国際シンポジュームで発表しました。
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