近年、地球環境問題が深刻な問題になってきて、国際的にも大きくとりあげられるようになりました。地球温暖化、オゾンホール、砂漠の拡大、資源の枯渇などはもはやローカルな視点では解決できません。地球あるいは地球を取り巻く環境が大きな注目を浴びています。これらの問題を解決するためには、どのように地球および惑星は誕生し、どのようなプロセスをへて現在にいたったのか、そしてそれらが長い長い時間を経て進化してきた過程で、宇宙・太陽圏、電磁圏、気圏、水圏、固体地球、生物圏がどのような相互のかかわりをもってきたのかを理解することがますます必要になってきました。言いかえれば、地球や太陽、惑星という自然界の仕組みをきちんと認識していくことの重要性を、改めて私たちに問いかけているといえます。


 今回の展示が、皆様の地球惑星科学に対する好奇心を少しでも高めるのに役立つようでしたら、私たちの大きな喜びです。ともに地球環境の保全に強い関心を持ち続け、宇宙船地球号の未来を語り合おうではありませんか。



研究・資料紹介担当および分野

理学研究院地球惑星科学部門
比較社会文化研究院環境変動部門(地球変動分野)
工学研究院地球資源システム工学部門(応用地質学分野)
応用力学研究所基礎力学部門(地球流体力学分野)

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