展示のあゆみ
博物館が設置された当初、展示施設は五十周年記念講堂2階のホワイエしかなかったため、一般向けの大規模な展示は学外の公共施設を借りて行っていました。これが「公開展示」で、年に一度、福岡市博物館や福岡市立少年科学文化会館などで実施しました。
また、学内でも五十周年記念講堂で様々な展示を行いました。「特別展示」として多様な分野の展示や、学内の最新の研究成果の公開を実施しました。また、学内の多様な標本・資料を紹介する「常設展示」を2002年から開始しました。
2007年には博物館の活動拠点が旧工学部本館に移り、2008年5月に現在の常設展示室がオープンしました。これに伴い、大学のイベントなどで、4階壁画の会議室や3階列品室などを一般公開するようになりました。2005年に整備した第一分館(旧工学部知能機械実習工場)でも一般公開が行われたほか、工場の雰囲気を活かした展示や催しが行われました。
その後、2018年に旧工学部本館に資料を集約し、ようやく学内で大規模な展示ができる環境が整ったといえます。以降、「公開展示」の学内での実施を試み、旧工学部本館内の展示を充実させています。