84. 普通角閃石
Hornblende Ca2Na(Mg,
Fe)4AlSi6Al2O22(OH)2
産地 福島県志賀島/台湾七星山 |
志賀島産普通角閃石は,閃緑ひん岩の斑晶として出るもので,柱径8mm,長さ5mmの暗緑色短柱状結晶である.a
(100),r (011),m (110),b (010),p (-101)面が認められる.
七星山産はa (100),b (010),m (110),r
(011),p (-101)面から成る暗緑色長柱状結晶である,
短径3mm,長径6mm,長さ10mm程の大きさで,柱面においてはa ,b 面が細く,別面を主体とする菱形に近い断面をなす.また,(100)を双晶面とする双晶も数多く見られ,この場合凹角を有しないので,一見斜方晶系異極像のような形を呈する. |
|